畳のヤスダは神戸で年間生産枚数トップクラス、創業五十余年の畳屋です。

＜親子三代で畳の文化を守り続けています＞

洋室の増加や後継者不足によって畳が減少しています。
それに伴い、イグサを栽培するい草農家さんも減っています。

私たちは、少しでも現状を把握しようとイグサ生産が約8割を占める熊本県八代市を毎年訪問し、刈取りなどをお手伝いさせていただいています。
農家さんにお話を聞くと、「後継者がいない」「買ってくれる方がいない」など暗い話をよく耳にします。

「このままでは畳が衰退してしまう」ましてや「和の文化がなくなってしまう」と感じた私たちは後世に残していこうと思いました。

そこで、私たちはまだ畳をよく知らない子供たちに良さを伝えていこうと思いました。
【小学校への畳の授業】【畳の寄贈】【工場見学】など様々な社会活動を行いました。
できるだけ楽しく畳と接してもらおうとミニ畳作りやくるみボタン作りなど子供たちが笑顔で体験してもらう工夫をしました。それによって子供たちの笑顔がイグサ農家さんに届くといいなと思いました。

この畳の小物販売を始めたきっかけも同様の理由でした。
お家に畳がないお家であっても、この小物だったら誰でも買うことができ子供たちの目に触れる機会が増え、和室がなくても和の文化を感じることができます。

もう一つの理由は、当初はイベントのみの販売だったのですがイベントで売り出していると子供たちの反応がとても良いと感じました。
それはなぜかというと、ヘリの「派手さ」でした。古いヘリでもとてもカラフルで鮮やかなものが多く、かわいいと感じる子供たちや若い世代の方が多かったのです。
そこで、私たちはまだ畳には可能性があると感じました。

この商品を手にすることによって、和の文化を再確認していただき少しでも笑顔が増えれば良いなと思います。